- inacceptable
ANTIQUE GARMENTSよりCROWをリリースしました。ネイティヴアメリカンの一つの部族の名前を名付けました。クロウ族は白人と交易を交わしていた部族であったとされ、毛皮などの交易が主だったとされるがもしもネイティブアメリカンが織り上げたブランケットなども売買していたらという仮説の元でこの名をつけております。
オリジナルで織り上げた渾身のブランケット生地となります。尾州に1台しかないジャガード織機を使用し経糸梳毛2/48を使用し、緯糸1/10が、ほぼ出てくるようしております。経糸にはあえて細い梳毛を打ち込むことで緯糸の紡毛で打ち込んだ色糸が表に顔を出し、ネイティブブランケットの重厚な雰囲気を表現しております。何度も当時の柄の雰囲気に合うよう糸色のビーカーの確認や配色のテストを重ね、2年がかりで柄を組み上げました。緯糸の柄・風合いを出す為整理工場と打ち合わせの上特別な軽いミルド(軽い起毛をかけたまま)の上、再抑えしております。2色などの色数の少ないブランケットではタテヨコともに紡毛で織り上げより、分厚い表情もできますが、逆に色数が多く柄も複雑なものを表現した事で大変な手間を要する生地となります。
今回はそのスペシャルな生地を使い、20年代から30年代に作られたブランケットガウンをベースにフロントボタンにアレンジを入れ仕立てました。大ぶりなショールカラーの雰囲気はそのまま残し、雰囲気のある変形のパッチポケットもそのまま再現しました。生地の端にパイピングテープ処理をしつつ高級感とデザイン性を増しました。
フロントを留めるボタ......
sNone
inapposite