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前回と同様に、電着フロッキープリントシリーズにてオリジナルデザインを制作し、展開いたしました。
2024年が辰年ということもあり、ドラゴンをモチーフにしたデザインを採用しました。カレッジスポーツチーム風のロゴデザインに、スカジャンのドラゴンヘッドのイラストをフロッキー(フロックプリント)という手法で表現しました。このデザインは、ヴィンテージのフロッキープリントのような経年変化によるひび割れ効果を意図的に加えるために、イラストの段階から注意深く手を加えています。
通常のスクリーンプリントなどでは一つのラインで複数枚同時にプリントが可能ですが、こちらのプリントは熟練した職人が一枚ずつ手作業でプリントを施すため、通常の方法よりも時間がかかります。量産型の機械ではないため、設備の設定や作業前後の手入れなどにも多くの時間がかかる特殊な手法です。詳細な作業の手順は弊社のYOUTUBEチャンネルをご確認いただけます。
ボディには、旧式の編み機であるアズマ編み機を使用して丸胴(脇ハギ無し)で編み立てをしています。アズマ編み機は、ヴィンテージ風の風合いと軽さを特徴とする裏毛を製造するために使用されます。この編み機は70年代に吊り編み機から革新的な編み機へと移行する過程で登場し、その存在数が限られています。アズマ編み機による製造は凹凸感のある表面とふっくらとした風合いを持ち、吊り編み機のような風合いを楽しむことができます。
起毛に関......
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