昨年から展開しているMECHANIC SHIRTSは、通常のワークシャツとは異なり、1950年代の「OX-HIDE」ブランドのデザインをベースにしています。具体的には、見返しの付いたシャンブレーシャツを参考にし、そのデザインを再現しています。
CUSTOM仕様では、イギリスで組まれた50年代の手ハンドルミシンであるSINGER114K103を使用し、弊社所有のカークラブ刺繍のデザインをそのまま再現しました。刺繍には当時のもの同様に綿100％のカタン糸を使用しており、洗うほどに糸がしまり、経年変化が楽しめる仕上がりとなっています。
素材には、昨年から展開しているJELADOが提供する究極の撚り杢シャンブレー生地が使用されています。この生地は、JELADOがコレクションしている30年代から40年代のVINTAGEのBig Yankを解体し、番手、打ち込み本数、ムラ糸の形状、撚りの状態などを徹底的に再現したものです。硫化染料で染められているため、VINTAGE特有の経年変化も楽しめます。
もう一色は、経糸に黒白の杢糸、緯糸に白の糸を使い、白みの強い杢糸の生地で仕立てられています。力織機を使用することで、30年〜40年代の風合いを感じることができます。縫製には綿糸が使用され、洗濯や乾燥機にかけると、より糸が詰まり、肩部分や腕部分にアタリが出るパッカリングが楽しめます