2024年のSSコレクションテーマ「SPROUT」にぴったりなアイテムを製作しました。このアイテムは、50年代のデッドストックを解体し、国内の検査機関で綿の繊維長から糸の捻り回数、番手までの数値を分析し、それに合致する糸をオリジナルで開発して作成したLAST RESORT DENIMのブラックバージョンです。
「SPROUT」というテーマは、20年前に始めた古着屋「SPROUT」のセレクトを再現するコレクションとしています。
ちょうどその頃、ブラックデニムは価値が高くはなかったものの、人気のあるアイテムでした。
このアイテムは、90年代に作られた先染めのブラックデニムの色合いを参考にしつつ、XXと同じ糸質の素材を使用して、66モデルを製作しました。経糸は硫化染めで黒く染色され、緯糸は生成りの糸を使用して白タグ同様の打ち込み本数で織られています。
製品を完成させた後、ヴィンテージの風合いを出すためにグレーに褪せたようなブラックデニムを表現しました。
ストーンバイオを施すことで、色落ちしたヴィンテージデニムと同じ雰囲気を再現しています。縫製仕様は当社が所有する66モデルを基にしており、オリジナルで製作した鉄製のボタンと銅リベットが使用されています。
このブラックデニムは、インディゴと同様に着用することで経年変化が楽しめ、素晴らしいタテ落ちの雰囲気が得られます。
フロントポケット布にはLAST RESORTの白タグが付けられ、やわらかく最高品質の生地感を楽しんでいただけます。
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